Don't Touch Me I'm Sick

処方薬、アルコール、咳止めシロップ及び合法ドラッグ依存症のクソみたいな通院履歴。

つまんねー夜。

視界がぼやけてからだにちからが入らない。動けない。布団でずっとゴロゴロしてんのでやっとだ。
出会い系サイトを開いてしまった。結果2時間半を潰せた。長い長い夜が少し短くなった。
大抵クソみたいな女ばっかりだが、一人だけマシなのがいた。
みんな薄ら寒い「大丈夫?」「甘えていいよ。」
俺の返事「さみしい。」
俺のチャットの文は、俺が今まで書いて来たどんな失敗作より最低の出来だった。
なんでこうなるんだ?いっつもそうだ。原因は、腐った現実ってドラッグのオーバードーズ
問題が山積みだ。シュレックの耳クソばりに、1日に1回の便秘薬3錠、風呂に3日は入ってない。胃痛と吐き気と限りないビールへの欲求。
学校に行ってない、寝取ったエリさんの浮気に警戒、俺の人生って正解?政界ばりにドロドロするアメ村界隈。
俺はトイレにこもって水みたいなクソを出した。トイレから出てすぐに冷蔵庫を漁った。あった。
バドワイザーの瓶ビール。飲めないように栓開けは買ってない。無理にこじ開けようとするとユミが目を覚ました。そんで俺のビールの栓をベルトで開けてまた眠りについた。
俺は飲み干した。だんだん気分が良くなって、文章も書けるようになった。ソコソコ突き抜けた文を。よし、いい感じだ。
だけどアル中に逆戻りだ。
それから俺は出逢い系の女に電話した。
「コカインと咳止めシロップと420やっててね。親が金持ちで、最初に420吸わせてくれたの、お父さんでさ。」
「へぇ。すげえ親父だな。」
「わたし、今イギリスにいるの。それで、8月東京帰るんだけど会えない?」
「会おう会おう。」
電話を切って、俺は吐いた。どうも昔のユミに似てる。
俺はユミを抱き締めた。ユミが起き始めた。
「なぁ、ユミ。お前どうせ実家どころか、ばあちゃんの家にも帰れないだろ?」
「そうやな。」
「行き止まりや。風俗行かせてくれ。もう俺は限界だ。エリさんの件もあるし、お前に甘えたらお前の負担が増えてぐちゃぐちゃになる。俺には酒も、ドラッグも、ツレもない。頼む。」
「わかった。」
それから俺は、ユミの朝支度を見届けた。ユミが階段を降りたのを確認するとすぐにデリヘルに電話した。20,21,23歳と並んでる。
「胸のデカイ子でお願いします。」
20分間、俺はえずきそうな吐き気の中で居た。二日酔いと、鬱と、浮気の後ろめたさ。
デリヘル嬢が来た。俺はプレイってより話を聞いてもらいたいだけなんだ。
ドアを開けた。50歳の太ったオバはんが立ってた。俺は頭を抱えながら迎え入れた。
「もっとフェラ、上下運動を」
「うざいな。こっちは15年やってるプロなんだよ。誰でもイカせれるんだよ。」
なるほどな。5〜8歳の頃から風俗やってたんだな、と思った。
ウッカリイカされた。無理矢理、機械的に、そして俺はこのクソみたいな現実を笑い飛ばすためにクンニをキメ込んだ。それは失敗に終わった。後でボディーソープを飲む羽目になった。
もう酒なんて飛んでた。俺は頭が腐って来てる。どんどんダメになっていってる。それは俺のせいなのか?あんなババアを寄越したデリヘルのせいなのか?ヒンドゥー教で言う、この世界は修行だからか?生まれ変わるために現世で良い行いを、そうか。
俺は金持ちよりセミになりたいって思うから悪事を働くことにするよ。破壊神シヴァ、この世界を壊してくれ、俺が壊れる前に。
いつも以上に最低な朝だった。逃げ場は無いのは分かっていたが、出会い系サイトのオンナに期待する以外に、ビールを飲む以外に、他に何か俺に残されてるってなら誰か、教えて欲しい。
あんな50のババアだって15年、プロでやってる。腕毛とかスネ毛がチクチク痛いがパイパンの太った女でも、プロなんだ。
技術は確かにハンパない。文豪クラスだ。あんなにすぐフェラでイッたことが無かった。だって、結局2回目もして、そん時は5分経たずにイッたんだからな。
俺はそんな風俗嬢をディスった文を書いてる。変わらない朝だ。うんざりするところは。でも今日は変化の兆しがあった。アルコールと、風俗にはもう行かないという誓い。
俺はルーランをかじって、水で流して学校に向かった。メイラックスだけじゃ体が動かない。ドーパミンで飛ばすしかない。多少イライラするけど、留年するよりマシだ。
こうやってアル中、出会い系サイト中毒の俺がまた戻って来たってわけだ。