このブログについて。
前々回のブログは見事失敗に終わりました。
スラッジ禅問答は、
http://annalisamoscuwa.hatenablog.com
クスリを辞めて2年経ってからまたやり始めたぐらいに書き始めたブログです。
このブログやってる間に学校のアイドルみたいな女の子と駆け落ちしてフラれたり、鬱になったりしました。完全に精神がダメになっちゃったので閉鎖したブログです。この頃はダダイズムに心酔してました。
idのannalisa moscuwaは俺がやってたバンドの名前から来てます。意味はありません。メアドを急遽作る際にP.I.L.のannalisaって曲を聴いてて、後はモスクワ、って単語の語呂が好きだから。アナリサモスクワ、意味なさすぎてダダでしょ?
スラッジ禅問答の意味は、筋肉少女帯のスラッシュ禅問答から来てます。スラッジって重苦しい音楽ジャンルがあって、スラッシュメタルじゃ軽すぎる、もっと重苦しいこと考えてんだ、ってことでそんな名前にしました。
その次のブログは新しく彼女が出来た時に「シラフの君が見たい。」の一言でドラッグを完全に辞めてから5ヶ月。
またドラッグをやり始めたので辞めにしました。それがバニラエッセンスです。
http://gnosistongue.hatenablog.com
gnosistongueってIDは花電車ってバンドから取ってます。
「舌を伸ばしてよ、絡めたままほら。声の向こう岸で、待ち続けている、手を伸ばせば届く痩せた胸の鍵の形の肋の数だけ、痛みはまして一番小さな金で買える鎖繋ぐ泳ぐ」って歌詞が好きでそれにしてます。バニラエッセンスにはいろんな意味があり、気に入ってその名前にしました。バニラエッセンスを書くまで俺は完全にコデイン(咳止めシロップ)中毒だったので、知り合いの人に「多分咳止めの隠語じゃないの?」と言われたけど違います。
エッセンスは本質って意味らしいんですが、バニラエッセンスはバニラの香りがするものです。この元々の意味の本質とバニラの偽物って意味の矛盾がすごく好きでバニラエッセンスって名前にしました。
このブログは第三弾。一番目のブログで睡眠薬中毒になり、二番目でもまた再開してしまい死の一歩手前までやり続けて、このままじゃ死ぬってところでいろんな人に助けられ、俺は死なない、と諦め書くことにしたブログです。
idとタイトルのDon't Touch Me I'm Sickとは、マッドハニーのTouch Me I'm Sickって曲から引用してます。病気の俺に触れてくれ、って意味ですが、俺は逆で、ビョーキが治るまでは触れないでくれ、って意味が込められています。
小説には出来ない短いエッセイ風の文を乗せています。今までより開かれた文を書けるように、この文を読んで何か感じてくれたら嬉しいと思います。
また、このブログが成功することを祈って書いています。
はやしっと。
今までご愛読ありがとうございました。
またどこかの書店で、サイトで見かけたら、読んでください。
多分、死ぬまで書き続けています。
スラッジ禅問答、バニラエッセンス、当ブログDon't Touch Me I'm Sickは消さずに残しておきます。
2時32分 マクドナルド店内 オレンジジュースを頼んだ俺の脳内
さて、俺はどうしようかと途方に暮れている。
腹が減っているのだ。
既に隣にあるミニストップでおにぎりを2つ買ってあるが、俺には厄介な精神疾患がある。
そう、おかず無しで米を食えないのだ。
じゃあ、具なしおにぎりにしたって?違うね。単純な話だ、俺は具があるおにぎりすらも米と認識してしまう。
なんと厄介な脳みそなんだ。
さて、俺は取り敢えずオレンジジュースを頼み、様子を見ている。
やはり空腹は癒えぬ。Lサイズにしたとはいえ、水分は水分、この夏の暑い時期に取る水分の量は、Lサイズ1つなんて一瞬でかき消してしまう。恐るべき温度と戦っている俺の赤血球やらなんちゃらに、感謝と、歓喜の歌を送り届けたい。
さて、どうする?俺はとにかく腹が減っている。
とにかく何かを、胃に打ち込みたい。
そして俺は着席し、チラシa.k.a.ハンドメニューを手にした。
ビッグマック。こいつは魅力的だがおにぎり2つを食べた俺には荷が重い。夜ご飯も既に食べた後だ。却下。
残るは、チキンフィレオ。チキンフィレオを頼むよりチキチーの方が安い。却下。
他に…てりやきとフィレオフィッシュ、こいつらは不動だ。
こいつらにはこいつらしかない個性がある。ベーコンレタスバーガーだろうが、エグチだろうが、同じようなものだ。第一えびフィレオは嫌いだ。論外だ。俺には興味がない。
チキチー…フィレオフィッシュ…それから、てりやき…
不動の3点。
値段が安い、と言う点ではチキチーを選ぶのが良かろう。だが…安易すぎやしないか?
第一セットにするのか、それとも…
ポテトだけだと飽きる。だから俺はいつもバーベキューソースをつける。だが、バーベキューソースは存在しない…ナゲットを頼まぬことには。
だが、ナゲットにしちまうと、チキチーの名が廃る。
俺が選びたい選択肢…夜食…強烈な腹の減りではない、少し満たせれば満足だ。
セットにする意味はあるのか?
単品だと200円だ。チキチー…お前は単品だと…チクショウ。セットにしちまうと…大して特でもねぇ気がする。
裏メニュー…こいつはありえねえ。
チキチーなのか?
お前しかいないのか?俺には?
チキチー、なぁ。
10分間、悩み果て、俺はレジに向かった。
お時間が、かかるだと?
オレンジジュースの氷は既に溶けつつある。
ここでおにぎりを食うべきか、否。チキチーを待つ。
お時間がかかると言うことはそれはつまり、出来上がりたてを食すると言うことだ。
え?米にパンが合わない、だって?
だったらお前、大阪人辞めちまえよ。
俺はお好み焼きと飯は当たり前、ビールとおにぎりで食うし、パスタと米も食える、そんな男なんだ。
言わずもがな、いけちまう。
もちろんだ。食う、それ以外に方法があるか?
中身のチキンだけ取り出す?そんな鶏(チキン)野郎に成り下がるつもり、無えよ。
それにそんな無意味な暴挙を働くなら俺は、スパイシーチキンマックナゲット5ピースを買うまでだ。そうだろ?
そう言っている間にチキチーのやつが来やがった。
チキチーを開け、食う。温かい。不味い。その上におにぎりを行く。パンと米が合わない。
俺はチキン野郎だとさっき言ったことを後悔した。チキン野郎でもいい、美味ければ。炭水化物オン炭水化物ってバケモンを相手に出来る、俺はそんなやつだと自己を確立させていた。それだけが俺の素晴らしさだと思ってた。
クソ不味い。合わないんだ。
米とパンの合わなさはイカれてやがる。それにこのチキン、不味いんだ。なんか苦い。無理やりほうばり、米を入れ、オレンジジュースで流し込む。
そうさ、俺はチキンさ。弱虫野郎だ。
向き合えないんだ、この現実に。
油が回って来て、頭が痛くなって来たみたいだぜ。
2時51分、20分間、俺は1550文字近くを書き、
これはボツやわ。
と思いながら、マックで永眠することにした。
虐待Case. 1 ネグレクト
実際に体験してきたカウンセリングの記録をやっていこうと思う。
あくまで俺は、カウンセラーではない。そして、報酬もない。
プロじゃない分、プロ以上のことをしてるだろうと思う。
カウンセリングの本なんてものは読んでいない。俺は大多数のカウンセラーに大金を払ってきたがなんの成果も出なかった。だから、そのカウンセラーどもがした逆の行動をしてきた。
愛してる相手が欲しがってるものを必死に探ってきただけだ。話を聞くなんか、どうでもいい。過去の悲しみを俺に訴えても俺はそいつに笑ってやることしか出来ない。もしくは笑い飛ばすことによる発散以外教えることも不可能だ。
堅っ苦しいクソみたいな単語の羅列はもうやめにしよう。これは、要するに、俺の趣味の記録だ。
親に虐待されてた俺のことをケアしてくれたNさん、Cさんにはいくら感謝しても足りない。その人たちに俺ができることは何もない。
だから俺も虐待されてる人を、ケアするのが趣味だ。失敗したことがない。相手が俺から逃げるケースを除いて。
俺の元カノは漫画だ。3週間食事なし、なんてこともあったらしい。
元カノのネグレクトに関しては俺は、”お手上げ”だった。
失敗だとは思わない。元カノに対して、”感情を出すこと"だけは、元カノが言う通り、俺が元カノから引き出した。
だから、成功と言えるだろう。
全てのケアをして、その子からまるで虐待の痕跡がなかったかのようにすることは不可能だ。
覆水は盆に帰らない。だから、違う盆を用意し、そこに水を自分で注がせる。俺がしたのはそれだ。それにおいて成功したと言う意味だ。
何故こんなにも成功を意識したいかと言うと、それは俺が、自己弁護しないと、その他全てが失敗に終わってるからだ。いや、失敗どころの話じゃない、失敗しているならそれ以外の全てを試すことが出来たし、その方法論で叶わないと言うことを理解することにより違う解決策に向かうことが出来るからだ。
何が言いたいかって?その、感情ってやつを引き出す以外の何1つ、俺は助けてあげれなかったって話だ。だから俺は成功した。そして、その他すべてに触れられぬまま別れた。
元カノはそれまで”感情”がなかった。
喜ばない。
喜ぶと言う行動が起こるのは、自分が喜んでいるテイを装っていれば周りが喜んでくれるから。自分を喜ばせてくれている、と相手が思い込む行動をとった場合、相手は喜んでいなければ不満に感じる。
だからその相手に対して喜んでいるテイを装えばその場でいさかいがなくなる。
よって、喜んでいると言うテイを発動するのだ。心は死んでいる。いや、何も感じていなかった。
俺が何を言っても、何をしても帰ってくるのは笑顔。その笑顔ほど俺が絶望するものはなかった。だから俺はなんとか本気で笑わせてやろうと試みた。
怒らない。
これも同じメカニズムだ。怒っているテイを作ろうとするのだ。唯一彼女が最初から教えるまでもなく持ち合わせていたのは、嫉妬心のみだった。女って不思議だ。嫉妬心だけはどんなに矯正されても治らないらしい。だから俺は、彼女の感情を見るためだけによく、浮気をした。
これがカウンセリングか?単に愛してるだけだ。そう、愛してるから、感情が見たかった。その単純な手段が浮気しかなかった。浮気するたびに俺に怒った。それ以外の全てを許してしまった。最後の最後までそれだけはムカついていたらしい。だから俺はしたくもない浮気をせざるを得なかった。
悲しまない。
悲しむって感情も欠落している。嫌だ、って概念がない。すべてにyesする。目の前に起こるすべてにOKしてしまう。
どうでもいいらしい。嫉妬していても悲しみがないみたいだ。要するに悲しんでいるだけ無駄で、起こったことにどう足掻いても何にもならないと達観しているんだろう。
で、なんだ、楽しむ?か。もう言うのも面倒だ。
ネグレクトってのは、家庭の中に子供の存在を消え失せるってことだ。
無視する、なんてものじゃない。存在していない。
小さな頃、子供の中で、社会というのは、家族ルールは小さな政治だし、親の口論は紛争だ。
何故なら子供の中で世界は家の中にしかないのだから。外出は海外旅行に等しいと言える。家の外の世界には家の常識と懸け離れた概念が存在するからだ。例えば公園。そこには他の国家が存在する。
ってわけで、ネグレクト、ってのは世界がないのと同一だ。
自己しかない。
それが育つとどうなるか?必然的に感情を出す必要性が失せる。
自分がこの世界にいないのだ。周りで起こっているすべてが、自分を通さなくなる。
だから、悲しむ、楽しむ、嬉しい、そういうことが存在し得ない。何故なら全て自分が存在していない、と認識するから、怒られてると思えない。単に、目の前の人が自分という対象に腹を立てている、という認識でしかなくなる。だが、自分の存在はこの世界にない。
だから、この世界に存在しない自分に対して何故そこまで怒れるのか理解出来ない。
で、結果謝る、に行き着く。そうすればその人は満足する。
謝る、って行動は、心を込めようが込めまいが相手を満足させてしまう。
またそこで相手が、自分のご、め、ん、の三文字で全てを終わらせてしまった、そこには自分の感情が無いのに。
ってわけで、また自分の存在を疑い始めるわけだ。そしてだんだん人に合わせて業務をこなすロボットに変貌する。
俺は感情を持たせるために怒らせ続けた。イラつかせ続けた。
何をしてもイラつかないから大変だった。ここには書けないが、常軌を逸したひどい言葉や、ひどいことをした。
だがそれでも一向に俺に何も訴えてこなかった。
最終的に、浮気、それもラブホに行って徹底的に最後までやって、ようやく俺にムカついて、別れるって選択を自分の手で選んだ。
俺は嬉しかった。別れたのに。自分のしてきたことが間違いでなかったと思えた。
2年半で唯一のわがままは、それだけだった。
もしかしたら俺が気付けてなかっただけで、中にはあったかもしれない。自己主張ってやつが。
水族館に行きたかったらしい。
俺はそれを金銭的に叶えられなかった。
元カノは働いていなかったからだ。
それを叶えてれば、と後悔している。もしかしたらはしゃいでいたかもしれない。元カノがはしゃぐところを見たことがない。屋台のポテトを買ってあげた、それは少し喜んでたっけな。
この元カノのネグレクトの例は1つの例でしかない。俺の友達にもうひとりネグレクトを受けている人間がいる。そのMってやつについても後日書くつもりだ。
うまく書けているかは分からない。俺だって、俺の行動の真理や元カノの感情について何もかも細胞レベルまで理解出来てないんだから。
折り合いをつけるために分析するしかない。だから3000時近くに及んで、試みてみた。
次回のケースは、言語が存在しないネグレクトについて書こうと思う。それから、3つ目が、過保護による虐待について。
最後は暴力について書きたいところだが、これに関しては俺が受けていたもので、自己分析出来るほど俺は頭が良くないし、もう、許してしまってる。
俺は過去の暴力をなんとも思っていない。この思わないようにする、は元カノに学んだことだ。
俺は感情を与え、元カノは俺に無感情を与えた。
俺は今でも、無駄でない、いい2年半の交際だったと思いたい。
というわけで次回もお楽しみに。
ヤリマン総じてつまんねえ
ユーモアの無いヤツは生理的に受け付けねーワ。
甘えたりぐちぐち言ってんのなんて数日だぜ、それが笑い話になるからいいんだろ。
ハナから誰にも頼らず甘えず愚痴らず、笑い話にすらならずに武勇伝みたくやってるヤカラは本当につまんねー。
俺は女々しいカマみたいに愚痴る。
その代わりに他人の女々しいカマみたいな話をきちっと聞く。
どーせ数日したら二人でオカマでした、って話になるの分かってるからな。
そんなにカマらなくて(カマりすぎてたらキレて下さい。)愚痴らなくてずっと笑ってる人間味のない俺だけとつるんでたい?俺そんなヤツ友達にいらねーわ。ダッサイとこがあるからかっこよく見えるんだけどな。
ヤリマンあるある、やり捨てを武勇伝化しちゃう、なんなら大してヤッてねークセしてクソみたいな男と、なんて言わず元彼肩上げ金渡し利用されてんのもイケメンならオッケー、なんつって、なんだそれ!
つっまんねー。
出会い系でどうせ虚言癖がえぐくなったパターンのオンナと電話してたんだけどまぁつまんねえ。
ヤリマンは自己満、自己完結。他者に救いを求めねーで一人で生きるとか言ってガバガバな、脳と肉体が混ざり合わねークソみたいなカラダしてんだな。
めんどくせーことあるからめんどくせーけど聞いてくれ、悪い。
それの何が悪いんすか?
お前らには悲しいって感情ねーの?喜怒哀楽のうちのお前は喜怒楽しかねーの?だから愛が無いんじゃねーの?
俺のツレが困ってたらグチグチくだらねー勘ぐりでも聞いてやるよ。
だって俺も話すもんな。
そうやって相互関係築いてんだけど、親から愛を受けた人間はどうやら代わりに感情に哀が無いんすね。
悲しみがあるからオモシレーんだよ人生。頭ん中お花畑の気持ちいいが続けばいいやつはやっぱ俺と話になんねーワ。
俺はガチガチにプライド高いからな。どーでもいんだわ、面倒ごとを面倒なく済ますとかつまんね。
頭悪いヤツと話してんだけ時間のクソ無駄だし一人でいいや、当分。
つまんねー朝。
出会い系サイトには1日で飽きたし、昨日は学校に行って発作が出て酒飲んでも何にもなんねーでフラフラになりながら電車でずっと寝てた。1時間近く行ったり来たりしてた。
酒はやっぱ俺には合わねー。
結局そう、昔にも戻れねーし、今は今切り開くしかない。
面倒事ばっかりだ。
今日は学校休んだ。いや、先週と今週か。
どーにでもなるだろ。
頑張ってんだから。
うんざりすることばっかりだが、どうしても、こうなってしまう。
頑張ろうとしてるやつを応援してしまう。自分が一番だりいのに、何してんだって思う。
まぁ仕方ない。
Mが言うに
「お前は出来すぎてるから出来すぎてねーやつがお前の足引っ張る。」
そんなの無視すりゃいいだけなのに無視出来ずに居る。
つまんねー夜。
視界がぼやけてからだにちからが入らない。動けない。布団でずっとゴロゴロしてんのでやっとだ。
出会い系サイトを開いてしまった。結果2時間半を潰せた。長い長い夜が少し短くなった。
大抵クソみたいな女ばっかりだが、一人だけマシなのがいた。
みんな薄ら寒い「大丈夫?」「甘えていいよ。」
俺の返事「さみしい。」
俺のチャットの文は、俺が今まで書いて来たどんな失敗作より最低の出来だった。
なんでこうなるんだ?いっつもそうだ。原因は、腐った現実ってドラッグのオーバードーズ。
問題が山積みだ。シュレックの耳クソばりに、1日に1回の便秘薬3錠、風呂に3日は入ってない。胃痛と吐き気と限りないビールへの欲求。
学校に行ってない、寝取ったエリさんの浮気に警戒、俺の人生って正解?政界ばりにドロドロするアメ村界隈。
俺はトイレにこもって水みたいなクソを出した。トイレから出てすぐに冷蔵庫を漁った。あった。
バドワイザーの瓶ビール。飲めないように栓開けは買ってない。無理にこじ開けようとするとユミが目を覚ました。そんで俺のビールの栓をベルトで開けてまた眠りについた。
俺は飲み干した。だんだん気分が良くなって、文章も書けるようになった。ソコソコ突き抜けた文を。よし、いい感じだ。
だけどアル中に逆戻りだ。
それから俺は出逢い系の女に電話した。
「コカインと咳止めシロップと420やっててね。親が金持ちで、最初に420吸わせてくれたの、お父さんでさ。」
「へぇ。すげえ親父だな。」
「わたし、今イギリスにいるの。それで、8月東京帰るんだけど会えない?」
「会おう会おう。」
電話を切って、俺は吐いた。どうも昔のユミに似てる。
俺はユミを抱き締めた。ユミが起き始めた。
「なぁ、ユミ。お前どうせ実家どころか、ばあちゃんの家にも帰れないだろ?」
「そうやな。」
「行き止まりや。風俗行かせてくれ。もう俺は限界だ。エリさんの件もあるし、お前に甘えたらお前の負担が増えてぐちゃぐちゃになる。俺には酒も、ドラッグも、ツレもない。頼む。」
「わかった。」
それから俺は、ユミの朝支度を見届けた。ユミが階段を降りたのを確認するとすぐにデリヘルに電話した。20,21,23歳と並んでる。
「胸のデカイ子でお願いします。」
20分間、俺はえずきそうな吐き気の中で居た。二日酔いと、鬱と、浮気の後ろめたさ。
デリヘル嬢が来た。俺はプレイってより話を聞いてもらいたいだけなんだ。
ドアを開けた。50歳の太ったオバはんが立ってた。俺は頭を抱えながら迎え入れた。
「もっとフェラ、上下運動を」
「うざいな。こっちは15年やってるプロなんだよ。誰でもイカせれるんだよ。」
なるほどな。5〜8歳の頃から風俗やってたんだな、と思った。
ウッカリイカされた。無理矢理、機械的に、そして俺はこのクソみたいな現実を笑い飛ばすためにクンニをキメ込んだ。それは失敗に終わった。後でボディーソープを飲む羽目になった。
もう酒なんて飛んでた。俺は頭が腐って来てる。どんどんダメになっていってる。それは俺のせいなのか?あんなババアを寄越したデリヘルのせいなのか?ヒンドゥー教で言う、この世界は修行だからか?生まれ変わるために現世で良い行いを、そうか。
俺は金持ちよりセミになりたいって思うから悪事を働くことにするよ。破壊神シヴァ、この世界を壊してくれ、俺が壊れる前に。
いつも以上に最低な朝だった。逃げ場は無いのは分かっていたが、出会い系サイトのオンナに期待する以外に、ビールを飲む以外に、他に何か俺に残されてるってなら誰か、教えて欲しい。
あんな50のババアだって15年、プロでやってる。腕毛とかスネ毛がチクチク痛いがパイパンの太った女でも、プロなんだ。
技術は確かにハンパない。文豪クラスだ。あんなにすぐフェラでイッたことが無かった。だって、結局2回目もして、そん時は5分経たずにイッたんだからな。
俺はそんな風俗嬢をディスった文を書いてる。変わらない朝だ。うんざりするところは。でも今日は変化の兆しがあった。アルコールと、風俗にはもう行かないという誓い。
俺はルーランをかじって、水で流して学校に向かった。メイラックスだけじゃ体が動かない。ドーパミンで飛ばすしかない。多少イライラするけど、留年するよりマシだ。
こうやってアル中、出会い系サイト中毒の俺がまた戻って来たってわけだ。